5月22日(火)午後、常盤中学校にて、地域の自主防災会の一員として「ときわ学」の時間に出前授業を行いました。

常盤中学校では、総合的な学習の時間を活用し、地域と連携した学びの場として「ときわ学」を設けています。この取り組みでは、生徒たちが地域について理解を深め、地域の課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に考え、発信していく力を育んでいます。今年度の3年生のテーマは「防災」。地域に根ざした防災教育に取り組んでいます。

出前授業では、まず自主防災会の役割や活動内容、その必要性についてお話させていただきました。続いて、平成11年9月に発生した恩田・岬地域の高潮被害の体験談や、平成7年1月の阪神・淡路大震災を経験された方の貴重なお話も紹介しました。

また、5月8日には山口大学名誉教授の三浦先生をお迎えし、地域防災についての講演も実施されており、生徒たちは防災について多角的に学ぶ機会を得ています。

生徒たちは真剣な表情で話を聞き、防災への関心の高さがうかがえました。「ときわ学」を通じて、地域の未来を担う若い世代が防災意識を高め、地域の一員として行動できる力を育んでいくことを願っています。今後もこうした学びの場を大切にしながら、生徒たちとともに地域の防災力向上に努めてまいります。